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グローバル・オファリングって何?

最近グローバル・オファリングという言葉に旧臨報方式で海外投資家に販売することも含まれている記事などもありますが、厳密にはグローバルオファリングは144Aと呼ばれる登録免除規定により米国の適格機関投資家に株式を販売するオファリング方式を指します。 144Aの法的な内容は例えば以下のリンクが詳しいです。 一方で、旧臨報方式はあくまで国内オファリングで海外投資家に販売しているという立て付けのはずです。 詳細は証券会社に聞いてみてください。 以降ではグローバル・オファリングは144Aでのグローバル・オファリングを指し旧臨報方式とは区別します。

なぜグローバルオファリングを選ばなかったのですか?

それに対して旧臨報方式は、北米については一部しか対象にできない。 従って、海外はヨーロッパとアジアがメインとなる方式です。 柴山 :グローバルオファリングを選ばなかった理由は2つあります。 1つは時価総額、もう1つはコスト面、あるいはリソースの制約です。 一般的にグローバルオファリングでの上場時の時価総額は、幅はありますが約1,000億円と言われていますが、私たちはもう少し小さいサイズを想定していました。 実際に初値ベースでは776億円、公開価格ベースでは517億円でしたので、最終的には、グローバルオファリングには小さすぎると判断しました。 しかし、その一方で同じく2020年12月に上場した株式会社プレイドさんは、グローバルオファリングで上場されています。

グローバルオファリングは期越え上場ですか?

ちなみに、今回のグローバルオファリングによる上場が「期越え上場」であることについては、CFO武藤の「 第2回「共創」を目指した証券会社との付き合い方 / プレイドIPOの軌跡 」で説明がありましたが、第2回では、その裏に弁護士のご尽力があったことがあまり語られていませんでした。 今回のような期越えのグローバルオファリングIPOを行う場合、有価証券届出書の財務諸表(和文)は未監査の状態のものしか掲載されないのに対し、英文目論見書では監査済みの財務諸表(英文)が付くため、その差分が国内の金融商品取引法上許されるかが問題となります。

オファリングって何?

オファリングとは、「提案」「提供」の意味です。 顧客への価値提供の集合体 と言えるでしょう。 個別のソリューションをあわせて売る、という単純な考え方ではなく、価値の本質を見極め、顧客が必要とするものは何かを広い視点で考えるものです。 概要だけ聞くと「サービスのメニュー化」「トータル・ソリューション」のようなイメージを持ちそうです。 厳密な言葉の定義を論じたいわけではありませんので、オファリングの大事な考え方を、自分の理解の範囲で説明します。 「サービスのメニュー化」とは個別サービスを一覧化し、セット売りも個別売りもできますよ、ということです。 選んでいただくのは顧客ですね。 サービス提供側視点でメニューを取り揃えるという考え方ではなく、顧客視点で考えるのがオファリングの基本です。

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